水ミチ(water passage)
地下水の流れを地層内の空隙を結ぶ水分子の流れとしてみたときに,その流れの経路。
一般の自然条件のように動水勾配が1/100以下の低い値のときは,
地層内の水ミチの一部に流れが生ずるに過ぎない。
動水勾配の変動の反復で堆積層内の一部の水ミチが拡大していく。
また,断層破砕帯や扇状地の泥濫原の主流部などには水ミチ径の大きい流れが発生しやすい。
(『地下水ハンドブック』建設産業調査会 p1524より抜粋)
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なぜ1mの深さなのか?
水ミチに関する情報を地温測定で得ようとする場合,その温度は深いほうが地表面の影響を受けないため,精度のよい情報を得ることができる。
例えば,深度50cmの地温を測定する場合,作業性は楽であるが,地表面に近いため日変化の影響をうけてしまい,日変化の影響を補正するのは大変な作業が必要となる。深度が大きいほうがより精度の高い情報が得られるものの,2m掘削する場合に必要な労力は1m掘削する場合の約10倍は必要であると考えられる。
以上のことより,探査精度と作業性を勘案し,1mの深さで地温が測定されている。
(『温度を測って地下水を診断する』 古今書院 p68より抜粋)
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1m深地温探査結果 (温度分布状況)
夏に実施しているため,低温部が水ミチと考えられる。
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