1m深地温探査法は,古くから温泉源の調査で用いられてきた手法で,浅層地下水の分野への適用により、「水ミチ(流動地下水)」の検出に用いられています。
1m深地温探査法は「水ミチ」の平面的な存在状況を把握するための調査方法です。地下浅所(約GL-15mまで)における「水ミチ」の調査に適用できます。
1m深地温探査法は、地下1m地点まで穴を掘削し,その深度で温度を計り、地下水の流れている場所を探ります。
温度の高低を把握することで,地下水の流れが存在する場所と流れの存在しない場所の区分を行います。
図 1m深地温探査の様子
図 A 1m深地温探査原理図
図B 平常1m深地温と流動地下水水温の年変化
調 査 対 象 | 測点数 | 測点間隔×測線間隔 |
最終処分場建設に伴う地下水調査業務 | 150点 | 5m×10m(10測線) |
ため池漏水調査 | 70点 | 2m×10m(3測線) |
堤体内における漏水経路調査(1) | 170点 | 3m×5m(3測線) 漏水箇所(測点間隔2m) |
堤体内における漏水経路調査(2) | 153点 | 1m×3m(3測線) |
橋脚施工による周辺井戸への影響調査 | 140点 | 5m×100m(4測線) |
地下掘削工事に伴う周辺井戸への影響調査 | 115点 | 5m×5m(11測線) |
谷部における湧水経路調査 | 55点 | 5m×5m(6測線) |
トンネル周辺の地下水流動調査 | 72点 | 10m×10m(6測線) |
道路建設予定地における地下水調査(1) | 120点 | 5m×10m(8測線) |
道路建設予定地における地下水調査(2) | 60点 | 5m×5m(8測線) |
地すべり地における地下水流脈調査(1) | 145点 | 5m×5m(14測線) |
地すべり地における地下水流脈調査(2) | 200点 | 5m×10〜20m(21測線) |
地すべり地における地下水流脈調査(3) | 415点 | 5m×5m(17測線) |